絶景の富士山を眺めて「毛無山、十二ヶ岳、節刀ヶ岳、鬼ヶ岳」を歩く

登山

2017年11月25日に久しぶりに山に行く機会にめぐまれました。いろいろ2017年11月25日に久しぶりに山に行く機会にめぐまれた。いろいろ検討して選んだのは冠雪した富士山を眺めながら「毛無山、十二ヶ岳、節刀ヶ岳、鬼ヶ岳」を歩くコースである。

2015年の夏に十二ヶ岳を登ったとき出会った方に、鬼ヶ岳方面から根場へのコースも良いと聞いたので、この機会に歩くことにした。

きらきら光る西湖越しに眺める雪景色の富士山は素晴らしく、南アルプスや八ヶ岳の眺望も楽しめて贅沢な眺望の山行となった。

西湖東側にある毛無山十二ヶ岳駐車場に着いたのは朝8:00過ぎであったが既にかなりの車が止まっており、支度をしている間に後から来た2台ぐらいで満車となっってしまったようである。季節の良いときには駐車スペース確保のため、早めに出かける必要があるだろう。

心地よい朝の太陽を浴びながら森林の中登っていく。9月末にちょっと様子を見に来たときと比べると、イノシシが掘り返した後がいくつか見られ、季節による動物の行動の変化が感じられた。

尾根道も落葉樹のところは日差しが明るくて気持ち良く、木の枝越しの空の色がすっきりと青くとてもきれいだった。

毛無山頂上からの富士山です。太陽を入れて撮ってみました。左下あ毛無山頂上からの富士山でである。太陽を入れて撮ってみた。左下あたりの雪面がギラリと光っているところが自分では気に入っている。 このあたりからは、もう富士山撮り放題となる。

毛無山を過ぎてすぐに一ヶ岳にさしかかる。ここから十二ヶ岳まで、二ヶ岳、三ヶ岳と続くことになるが、もちろん途中には八ヶ岳という場所も出現するのである。

進むにつれて段々と岩が現れてくる。

十一ヶ岳を過ぎて鎖場を大きく下ると…

十二ヶ岳手前の吊橋となる。ここは一人ずつ渡る必要がある。

再び登り返して…

桑留尾への分岐を通過すると間もなく十二ヶ岳の頂上に上がる。

十二ヶ岳頂上からの西湖と富士山。キラキラと光る西湖が綺麗で見ていて飽きない。富士山の左側のスカイラインには雪煙が上がっているのだろうか、風が強くて寒そうである。この日は寒波が入ってきており北から吹く風の冷たさが体に堪えた。

十二ヶ岳を後にすると南アルプスへの展望が開けた。右から北岳、間ノ岳、農鳥岳と連なり、 農鳥岳から左に続く稜線の向こうに見える、一番左の高いのは塩見岳になると思う。 下の画像は南アルプス部分をトリミングしたもので、クリックすると画像が拡大する。

<↑クリックして拡大>

そしてまた岩場を下って…

更に岩場を登っていく。

十二ヶ岳付近は岩場が沢山あるため、どこからともなく「ラーク!」と落石を知らせる大きな声が聞こえてくる。事故が起きないように注意して歩く。

金山へ登る途中にうっすらと光る駿河湾が見えた。

節刀ヶ岳山頂からの富士山。ここも眺めが良く、富士山だけではなく、南アルプス、八ヶ岳、奥秩父、丹沢と眺望があった。

河口湖の左側は三ツ峠、そしてはるか先が丹沢方面である。

節刀ヶ岳を後にし金山に戻り、今度は鬼ヶ岳方面に向かう。

鬼ヶ岳からの西湖と富士山。

こちらは南アルプス方面。中央の北岳から左に間ノ岳、農鳥岳、そして、右の方には甲斐駒ケ岳が見える。

雪頭ヶ岳からの西湖と富士山。

日もだいぶ傾き、西日に輝く精進湖を見ながら根場方面に下る。 時間があれば鍵掛峠を経由して根場に下るのも良いかもしれないが、この時期は暗くなるのも早いので、欲張らずに雪頭ヶ岳から下山する。

駐車場に戻るため、根場から西湖東口に向かうバスに乗ったのだが、外国人観光客が沢山乗っていて驚いた。

今回のルートはどこからも富士山の眺望が素晴らしく、歩いていて景色をとても楽しむことができた。富士山の写真ばかりとなってしまったが、その姿を見るとやはりどうしてもシャッターを切らずにはいられないものである。 十二ヶ岳周辺は岩場のアップダウンや鎖場、吊橋を渡ったりと、コースに変化があって面白いが、緊張感をもって落石や滑落に注意したいルートである。

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