節刀ヶ岳から丹沢方面の眺望

山座同定

2017年11月末に十二ヶ岳方面に出かけたとき、節刀ヶ岳の頂上から三ツ峠丹沢方面を眺めて現場でどの山が何かと確認をしたものの、不明瞭なところもあったのであらためて山座同定をしてみることにした。 なにげに「丹沢方面」とひとくくりで認識してしまう景色を少し細かく掘り下げてみようと思う。

写真手前の左側には三ツ峠があります。ここは山頂のアンテナが特徴的なのでよくわかります。三ツ峠から河口湖方向に伸びる尾根の麓に

写真手前の左側には三ツ峠がある。ここは山頂のアンテナが特徴的なのでよくわかると思う。そして、三ツ峠から河口湖方向に伸びる尾根の麓に河口湖大橋が見える。今回はその先々に見える山々の名前をあらためて調べてみた。
画像を拡大するためにトリミングし、遠景を見えやすくするためにコントラストを調整したので、少しばかり色が不自然になってしまったがご容赦願いたい。

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まず、画像中央部、丹沢山塊の最高峰「蛭ヶ岳」は、ひとつ頭が飛び出ているので分かりやすい。 そして、蛭ヶ岳から写真の右方向に丹沢山が見える。蛭ヶ岳の左方向にあるのが大室山でその手前にあるのが加入道山になる。 山行中の現場では大室山を見て「檜洞丸?」という意見もあったものの、なんだか距離感がおかしいと感じモヤモヤしていた。

帰宅してあらためて調べてみると、檜洞丸は丹沢山が見えている右側に位置するようである。現場では檜洞丸は丹沢山の左側に見えるだろうというの思い込みがありそんな気がしていたが、どうも思い違いの方向感覚はあてにならないようだ。 そうなると檜洞丸から左方向手前に伸びる尾根が大笄(おおこうげ)小笄(ここうげ)を経て犬越路に続き大室山に至るルートである。

大室山の手前にある加入道山から白石峠方向に水晶沢ノ頭を経て畦ヶ丸方面に尾根が伸びているが、写真で見えているのは水晶沢ノ頭あたりまでだろうか? そのあたりから先は、御正体山とそこから左に伸びる尾根に隠れてしまうようである。

御正体山の手前右側は杓子山方面となるが山頂は写真に入らなかったようである。 御正体山から左方向に伸びる尾根をたどると、道坂峠を経て今倉山に続いていくようだが、この辺はまだ歩いたことがないので全く土地勘がない。 今倉山からの稜線は写真の左方向に菜畑山へと続いているが、その先の奥の方に見えるのが黍殻山と焼山のようである。丹沢から蛭ヶ岳を経て北に向かう丹沢主脈の稜線が続いていることになる。

焼山の左に見える山も気になったので調べてみると、赤鞍ヶ岳という山のようである。地図を見てみると道志村役場の北側に位置するのが赤鞍ヶ岳となるだろうか、朝日山という表記もあるので八ヶ岳のように赤鞍ヶ岳山域ということなるのだろうか?岩殿山という山もあって大月の岩殿山とも距離も近くて紛らわしく思う。 この辺の地図を見ていると、二十六夜山というなんだか素敵な名前の山もあり、その名前の山が都留と秋山のあたりどちらにも存在するようで、なんだか少し不思議である。

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上記の範囲が節刀ヶ岳の山頂からの眺望写真を拡大したものに写っていると思う。

地図を眺めていると山が繋がって続いていることに感心する。あらためて掘り下げて調べてみると意外な発見もあって楽しいものである。

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